当店では、産地として名高い山口県下関市・南風泊市場で競り落とされたとらふぐを調理しております。
ふぐは他の魚と違い、活きている内に刺身にはしません。三枚におろし上身としたものをさらしに包み、約1〜2日寝かせて余分な水分をとった後に刺身にします。
刺身の作り方は、一度で薄く長く切り菊の花の様に盛り付けた「一枚引き」が一般的ですが、当店は一度切ったものにもう一度包丁を入れて開く「二枚引き」にてお出ししています。
一枚引きに比べ幅の広いものとなりますので、盛り付けるとぼたんの花の様になります。
一枚引きの良さは生ものをあつかう以上、一度の作業で作るという「早さ」にありますが、あまり薄く切ると食べて物足りなさを感じますし、ポン酢の味が勝ち過ぎます。また、厚く切ると身が固い故に口の中でポン酢の味が先になくなり、ふぐの身の生臭みが残ることになってしまいます。
一枚引きの物足りなさとポン酢との調和を補ったのが「二枚引き」の技術と言えます。
お店と同じ味をご家庭でも楽しんでいただけるよう、ふく刺をお届けする際は冷凍はせず「冷蔵」でお送りいたします。 お召し上がりいただく当日に到着するよう発送いたしますので、ご注文の際は「お届け希望日」欄にお召し上がりいただく日のお受け取り可能時間をご記入ください。